大分県直入の長湯温泉に「ラムネ温泉」があります。不思議な炭酸湯で露天のぬる湯なのですが、つかっていると全身に無数の泡がついてきます。福岡からは少し遠いのですが、他ではなかなか味わえない温泉です。この温泉、建築史家の藤森照信の設計で、じつにユニークでかわいい建物です。近くの長湯温泉には「御前湯」など風格ある建物と温泉もあります。5月の快晴の週末の昼さがり、外国人観光客はみな湯布院に行ってしまったようです。長湯温泉は地元の人ばかりで、みなさん温泉の達人の風貌。無言で夢幻の世界にひたっていました。「温泉福祉」を実感しました。